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獅子座
獅子座の物語も、前回の蟹座と同じく英雄ヘラクレスの12の大業のエピソードになっており、そのうちの最初の大業がそれにあたります。
1番目の大業
物語「ネメアの森の人喰いライオン退治」です。ネメアの森には不死身と噂される人喰いライオンがいて、昼夜動物や人間を襲っており、村の者を困らせていました。今までに何人もの勇者がライオンに挑みかかりましたが、誰一人倒すものはおりませんでした。ライオンは人々から魔性の怪物と恐れらる存在となっていました。いつしかエウリステウス王にもこの事が伝わります。仕えていたヘラクレスは、このライオンの退治を命じられる事になったのです。
まずヘラクレスは弓と棍棒でライオンに挑みます。しかしライオンの毛皮は鋼鉄のように硬く、弓を跳ね返しまったく歯が立ちません。棍棒で頭を殴りかかりましたが、棍棒が真っ二つに折れてしましました。そこでヘラクレスは獅子を洞窟に追い込みます。洞窟は出口が二つあるので一方を塞ぎ、ライオンの行動を制限します。そして素手でライオンに挑み掛かり、長い戦いの末に、とうとうライオンの首を絞め殺したのです。ヘラクレスはライオンの皮を剥ごうとしましたが、武器などではびくともしないので、ライオンのカギ爪をつかって毛皮を剥ぎました。そしてそれを頭に被り以後身に付けたとされます。ゼウスはこのライオンを空に昇らせ、獅子座となったのでした。
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