占星術

12ハウスの区分について アンギュラー

ハウスは、地球を中心に円360度を30度ずつに分割し12のブロックに分け、東の地平線上の太陽が昇ってくる点を起点として1ハウスから12ハウスまで数えたものです。また、それぞれのハウスを分ける境界線をカスプと呼びます。この出発点をアセンダント(ASC)といい、出生時の緯度・経度と出生時間によって決まります。それに対して反対側の太陽が沈む点をディセンダント(DES)、南中(天頂)がMC、北中(天底)がICと言います。

ASCは1ハウスの起点であり、始まりのハウスです。対してDESは7番目、7ハウスの起点です。MCは1ハウスから数えて10番目、10ハウスの起点であり、それに対してICは4ハウスの起点です。この4つのハウス、1・4・7・10が特に重要な意味をもっており、アンギュラーと呼びます。物事の発端のハウスであり、キーポイントです。ホロスコープを読むときに特に重要なハウスです。本人に強い影響力を与えるでしょう。このアンギュラーに多くの星が集まっていると、特にライツなどあると運勢が強く、積極的であり、野心もあってチャンスをつかむために自分で行動でき、運命を切り開いていくタイプでしょう。やる気があれば周囲を引っ張っていく影響力もあるでしょう。

季節の変わり目

太陽は太陽の通り道、黄道を順にすすんで行きますが、このアンギュラーは最初の1ハウスが春分の日で牡羊座のはじまり。そして順に太陽がすすんで行って、ちょうど90度の4ハウスが夏至、蟹座の始まり。そしてさらに90度の7ハウスDESが1ハウスのちょうど180度反対側の位置で秋分の日であり、天秤座の始まり。そしてさらに90度のMC地点(南中)が冬至であり山羊座が始まっていきます。そしてさらに90度過ぎて360度、円を一周して一年を渡っていきます。そして新しい次元の牡羊座へとすすんでいきます。それは今までの12の星座とは一段上の成長した自分自身の始まりです。そうやって一年一年成長しながら人は生きていきます。

ハウスはそれぞれに意味がありますが、それぞれ対になっており、1ハウスと7ハウス、4ハウスと10ハウスはそれぞれ180度の関係性になっており、対比された意味を持っています。ちょうど十字架になっていますね。

このアンギュラーハウスのサインの星座は牡羊座・蟹座・天秤座・山羊座であり、活動宮のサイン、そして四季の始まる星座であり、3区分におけるカーディナルサインとなっています。活動宮に生まれた人は、その名のとおり、活動的であり、能動的で、自意識も強いでしょう。


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