神話

12星座の神話物語-ギリシャ神話 射手座

射手座

ケンタウルス一族、ケイロンの物語

ケンタウルスは半人半馬である一族であり、その中の一人ケイロンという賢者がモデルだと伝えられています。父は大地および農耕の神である巨人クロノス(時の神のクロノスではない)、母は水の精霊ピリュラであり、とても優れた学者であり人格者であったのです。多くの者がケイロンから学びました。かつて英雄ヘラクレスも教えを受けました。ケイロンから教えをうけた弟子たちはとにかく優秀でありました。

ケイロンは英雄ヘラクレスがケンタウルス一族といざこざを起こしてしまい、戦った時の流れ矢に当たり亡くなったとされています。ヘラクレスが放った矢には蟹座の由来となった時のヒドラの毒が塗ってあり、猛毒です。ケイロンは苦しみ悶えますが、不死であり、死ぬことが出来なかったのですが、苦しみが到底耐えきれるものではなく、ゼウスに不死では無くなるように頼みます。ゼウスはこれを認め、不死ではなくなり、とうとう死を迎えました。ゼウスはケイロンの死を惜しみ、天に上り星座となったと伝えられています。


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