占星術

占星術における10個の惑星についての考察

各惑星についてそれぞれ見ていきたいと思います。

占星術での惑星は、太陽・月を加えて水星・金星・火星・木星・土星・天王星・海王星・冥王星の合わせて10個となっています。占星術では太陽と月も惑星として扱われているのですね。太陽と月は他の惑星よりも重要視されていて、ライツという呼び方で呼ばれる事もあります。lights。光。個人の中でも光る大切な部分。占う時でもこの二つの惑星はその人の重要な人格を司どっています。そしてそれぞれ顕在意識・潜在意識とも言われていますが、太陽は表に出ている自分が認識している意識そのもの、月は自分では気づかない無意識の意識でもあるかなあ、と思っています。

・年齢域ってなあに?-10個の惑星にはそれぞれ対応している年齢というのがあって、年齢により対応した惑星の影響を受けるとされています。それを年齢域と呼びます。

《太陽》 

キーワード:私たちに降り注ぐ光と熱の源である、生命エネルギー、活力、意志、自意識、栄光、名声、自己表現、傲慢、尊大

太陽の年齢域ー25~35歳  

子供時代から成長し、学生時代を卒業し、社会に出て活躍する年齢。親元から離れ、自分自身を社会で活かしていく、自活していく時期に太陽の影響を思いっきり受けるのですね。その時期に太陽の意識も発達させます。

太陽は獅子座の支配星です。 

自分を振り返ってみると、私なんか双子座ですが、10ハウスにあって、転職も繰り返したりなんかして、35歳までは仕事が主になっていたのですが、35歳で出産しているのでちょうど仕事から家庭・子育てを主にする事に無意識に切り替えています・・

《月》 

キーワード:その人の感情の部分であり気質。感受性、欲求、気分を支配。人気。母性。

月の年齢域ー0歳~7歳 

この世に産まれてから繰り返される日常。感情が形成され、自己が確立される年齢。7歳ってちょうど大体小学校に入る位です。産まれてから成長していって、義務教育にはいる前。両親と自分。地球に産まれて初めて自我が形成され、感情が生まれる個にとって重要な気質を形成される時期ですね。月は蟹座の支配星です。

私は太陽双子座であり、月が蟹座なのですが、蟹座は月において自分の星、ホームグラウンドです。自分自身表に出ている性格は、好奇心も旺盛で飽きっぽくもあり、さっぱりしているので、双子座である、と認識しているのですが、家族で行動することが好きであったり、世話を焼いたり、学校での読み聞かせのボランティアをしていたりと、子供の母である行為を重要視していたりと、仕事も正社員をやめてパートに切り替えているというのも、太陽双子座の広く浅くさっぱりとした性格に反して月蟹座の水っぽさ、人との感情を大事にしたりする気持ちは私の中では無意識に作用している気質ですが、それでもどちらも私の中で重要な性格を占めています。

《水星》

キーワード:論理的思考・学習・通信・伝達、そしてコミュニケーション。考え方のあらわれ方。初等教育の範囲

水星の年齢域ー7~15歳

水星は知性・言葉・知識をつかさどっている星です。だいたい小学生に入って初めて社会性を学ぶ時期から中学生くらいです。小学生の前には幼稚園や保育園がありますが、初等教育・義務教育の範囲の事だと思っています。この時期にコミュニケーションを学んだり、教育の基礎を学んだりする感じです。

思春期の時期ってとっても大事な時期です。この時期に水星は人とのコミュニケーションの仕方を学んだり、自分のスキルが分かってきたり、向き不向きとか。好奇心だってすごく増えていく。。水星の支配星は双子座と乙女座ですが、双子座のほうは、風の星座であり、コミュニケーション・表現力、情報の発信・伝達といったイメージです。軽い感じがします。乙女座は、土の星座であり、実務的、情報を分析したり、整理したりするイメージです。こちらはなんというか真面目な感じを受けますね・・

私なんかは双子座の水星ですから、これまた月の蟹座と一緒で自分の星というか、ホームグランドなのですね。なので情報を発信したりすることは好きな方です。双子座の好奇心旺盛さでいろいろと情報を集めたりするのですが、双子座の飽きっぽさが出ると続かない、という(泣

金星》

キーワード:金星は愛と美の星です。美的感覚・魅力・社交性、喜びや楽しみ、快楽、幸福、協調性、人間関係。センス。美しいものすべて・・

金星の年齢域ー15~25歳

15歳から25歳と言ったら、高校生~大学生くらいでしょうか。ちょうど思春期や反抗期なんかもやってきたりする年齢です。水星の年齢域を卒業して、コミュニケーション力の基礎を発達させた次の段階にやってきて、自分自身の魅力があらわれだし、好きな人が出来たりして恋愛感情が芽生えたり、基礎的な人間関係からさらに込み入った人間関係や、好きな事、趣味嗜好、いろんな快楽や楽しみ方を司どっています。また、金銭などもイメージされます。

支配星は牡牛座・天秤座です。悪く作用してしまうと好色・贅沢といった事にあらわれます。男性の場合、その男性の好みの女性のタイプをあらわしたりもします。女性。女性でも未婚の若い女性であり、結婚した妻の場合は月になります。

金星でも天秤座は風の星座であり、美的感覚・バランス感覚といった美をイメージします。流行も追いそうです。スタイリッシュなイメージを持ちますね。牡牛座は地の星座であり、どっしりとしていて、地に足の着いた感じ。どちらかと言えばお金の方をイメージする感じとなっています。

《火星》

キーワード:火星は行動力・活動力・勇気や性エネルギー、闘志・情熱などを司どっている星です。 女性の場合、その女性の好みの男性であったりします。

火星の年齢域ー35~45歳

太陽の年齢域を過ぎて人生の方向性が決まり、人生の半ばにさしかかり、ちょうど人生で脂がのってきた中年時代です。これからが一番の働き盛りですね。この時期に火星をどう活かして鍛えていくか。物事にはプラス・マイナスどちらにも考え方次第で変わっていくと思っていますが、火星はやはりポジティブに活用していかないと、マイナスに作用すると怒りのエネルギーに取り込まれてしまい、人生が良くない方向へ行ってしまうと思います。
自分自身の内部にだけ火星のエネルギーを向けるのではなく、積極的に外へ発信していくことで、人生も向上していき、目標に向けての行動力や活動力に繋げていけるのだと思います。私はその為にはやはり物事を前向きに考えていく、というのが大事なのだと思っています。

火星をよく使えば、目標達成までのエネルギーや行動力・自己を正しく主張していき、決断力の後押しをして人生において上手に力を発揮していけると思います。逆に悪く作用すると、精神がイライラしてしまったり、喧嘩や闘争、短気さが増大されてしまったりします。これだと人生において良くない方向へといってしまうでしょう。

火星は牡羊座の支配星です。私も牡羊座の火星であり、本来の場にいる星です。牡羊座の火星はやはり強いと思います。私は普段女性的だったり女らしく見られる事が多いのですが、ホロスコープ全体でも男性の星が多く、能動的である星が多いですので、考え方や行動はかなり男性的な考えをしています(^^ゞ

私は月・水星・火星と本来のホームグラウンドの星座にありますが、本来の座にあると居心地が良くなるんですね。そうすると本来のエネルギーを発揮しやすいのです。他の星との繋がりや角度によっても変わってしまうのですが、本来のエネルギーを発揮しやすいのであれば、上手くその星を使っていけるといいのですが・・・なんて思っています。

《木星》 

キーワード:幸運・寛容・拡大・成功・受動的・善の心

木星は最大の吉星であり、幸運を象徴する星です。なんでも拡大してしまう作用があります。体重を増やしてしまう・・・なんて事もあるんですね・・汗)中年太りでしょうか(>_<)

木星の年齢域-46~55歳であり、射手座の支配星です。

火星の年齢域を過ぎて、中年期のど真ん中!火星は個人の意思や欲望であり、木星は社会全体の意思ともいえます。大体この年代の人は、まあ大抵のことは許してしまうよ~今まで色んな経験をしてきて、ちょっとした事には動じないし、受け入れますよ~といった善の心を持っていたりする、おじさま・おばさまであったりしますね。まだまだそうではなくて火星の年齢域の発達が上手くいかず、自分の事ばかりで暴走しちゃったりする方もいますが・・私も2019年現時点で火星の年齢域ももうすぐ終わり、木星の年齢域に入っていく年になってきましたが、大抵の事は許せてしまうような寛容な心を常に持てるような人間になっていけたらいいなあ。。なんて思ってます・・・

 木星は良く作用すれば寛大な心を持ち、幸運で陽気な人となり信望と成功をもたらし富も栄えるでしょう。悪く作用すれば楽天的が過剰となり失敗に繋がったり、贅沢で自慢屋・欲望が過ぎてしまうといった作用をもたらします。けれど本人は全く気が付いていないでしょうね。この年になると職場でもだんだんと地位が上になって、リーダーや部下を持ったりする方もおられると思います。そうすると指摘してくれる人がいなくなってくる訳ですから謙虚さが大事になってくると思います。

《土星》

キーワード:抑制・努力・困難・忍耐・束縛・年長者

土星の年齢域-55~70歳であり、山羊座の支配星です。

キーワードからして重たいテーマばかりですね・・・土星は人生の中で避けて通れない試練やテーマを司どっています。なんとなく悪いイメージばかりで良くないと思いがちなのですが、人生の中でも一番重要な星ではないかと思います。私の好きな映画の中の一つに「試練を乗り越えて次の世界への資格を得る、でも試練は必要以上に辛い。でも僕は忍耐強いし、やるべき事が沢山ある。」というセリフがあります。土星がある場所はその人が乗り越えるべきテーマや苦手な分野でもあったりします。そこから逃げ出さずに取り組んで、乗り越えた先に成長した新しい自分と出会えるのではないでしょうか。苦手分野に取り組むのはなかなか勇気がいったりしますよね・・・でも人生の中で、何故か同じようなテーマの悩みを抱えていたりする場合はそこが自分が乗り越えたい場所であったりします。何度も同じ経験をして、少しづつスキルを増やしていたら、いつのまにかスタートした時より随分成長したなあ・・なんて自分を振り返っていたりなんかして・・

キーワードの中に努力があります。何事も努力してこそ成功への一歩だと思っています。土星の影響がよく出れば晩年は安泰が待っているでしょう。

《天王星》

キーワード:独創性・改革・革命・個性化・反動的・分離・独立・未来・占星術・エレクトロニクス・水星のハイオクターブ

天王星の年齢域-70~84歳

水瓶座の支配星であり、革命などを司どっています。革命とはなんでしょうか・・広辞苑からひっぱってきますと、「ある状態が急激に発展・変動する事」とあります。それまでの環境や仕組み、価値観なんかがいきなりぶち壊されて、新しい出来事が起こります。自分らしさ、オリジナリティ、これまでにないものを新しく作り出していきます。それは突然起こり、予測不可能だったりします。それってなんて怖いんでしょう!(>_<)でも、良く作用すれば、素晴らしく、これまでにない物を生み出したり、新しい可能性を切り開いてくれます。悪く作用すると歴史の流れに逆行し、かたくなになり、孤立や運命の方向が反対になってしまったりするでしょう。

《海王星》

キーワード:夢想・直感・理想・混乱・現実逃避・妄想・芸術性・奉仕・自己犠牲・無意識・神秘・金星のハイオクターブ

海王星の年齢域-85歳~

魚座の支配星であり、海王星のキーワードをみていくと、不確定なもの、目に見えない曖昧なもの、物質的ではないものを司どっています。この星がよく作用すると、芸術性が高まってインスピレーションが高まり人生において価値あるものとなるのでしょう。海王星って幻想的な響きです。直観もつかさどっているので、魚座の人なんかは、自分は直観があるのよ、なんていう人もいます。うん、そうでしょうね・・・しかも無意識に使ってる人もいるでしょうね。人によって使う直観の場所が違ってるんじゃないかなって思います。私、女性の勘が働くのよ。なんていう人がいますが、それって女性だからじゃなくて、海王星使ってるんじゃって・・・。悪く作用すると現実から逃避したり、思い込みが激しく妄想の世界に入り込んだり・・・それから神秘っていうキーワードもありますが、やっぱり何事も入り過ぎるのは良くないと思っています。バランスっていうのが大事です。神秘的なものに入り込んでしまって、現実から逃れようとするなんて、一歩間違えれば取り返しのつかない事になりますから。海王星って響きから優しいイメージが私は湧きますが、気付いたらどろ沼に入り込んで抜けれないという事になりませんように・・

《冥王星》

キーワード:破壊と再生・極限・極端・巨大な力・火星のハイオクターブ

冥王星の年齢域-死後蠍座の支配星

はい、出ました!ラスボス!キーワードも強烈なものばかり。そう、ラスボスらしく、全ての最大限なものを司どってます。しかも年齢域は死後ですよ、死後。生きてないって!汗)この星が作用すると全て強力なパワーでもって物事を左右します。しかも不可抗力でやってきます。避けられないじゃん・・・ただ再生も司っているので、破壊しっぱなし、って事はないんじゃないでしょうか・・で、でも本人の態度次第では破壊されてそのまんま、な~んて事になったりして。。おそろしや・・・でも人生なんでも中くらいだと中途半端な生き方で終わっちゃいますからね。それだと何にも成しえないです。死ぬまでに何かを成し遂げないといけないって事は全然ないけれど、何かを超えようとする時、頑張った時、運命が変わる時、冥王星を使っているのだと思います。悪く作用すると人に合わせられない、協調性がなく極端な性格っていう非常に人生において生きずらい事になっちゃいます。まあ、良くも悪くもカリスマ性のある星なんだと思います。

この天王星・海王星・冥王星はトランスサタニアンとも呼ばれています。土星の外側にある天体であり、(トランス・サタニアン=土星を超えて)という意味です。この3つは地球から離れてるのに影響力抜群ですね・・いや、離れてるからこそなのか・・3惑星とも人生に大きな力を与えてます。冥王星なんて一番離れてて一番強烈な力を発揮するってどんだけ強いんだ・・・


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